つくば市・牛久市の胃がん検診について
胃がん検診リスク検査Q&A
胃リスク検査とは、どんな検査ですか?
胃粘膜の状態をチェックする検査です。胃粘膜の萎縮を起こす原因となるピロリ菌の感染有無と、萎縮の進行度合を見るペプシノゲン値を調べる血液検査を行うことを胃リスク検査と言います。また、ABCに分類されるため、ABC検診とも呼ばれています。
ピロリ菌感染の経路は何ですか?
明確な感染経路は不明ですが、衛生状態の悪い井戸水や親からの口移しなどによって感染するとされています。胃粘膜の免疫機能が未発達な幼少期までが感染しやすいと考えられます。大人になってから感染することは稀です。
ピロリ菌除菌治療を行ったことがありますが、胃リスク検査を受けることはできますか?
ピロリ菌除菌治療を受けた方は、検査をしても正しい判定結果が得られないため、胃リスク検査は受けられません。定期的に内視鏡検査やバリウム検査を受けることで、胃の疾患を防ぎましょう。
A群と判定されました。胃がんには絶対ならないでしょうか。
胃がんになる可能性は極めて低いですが、絶対にならないというわけではありません。とくに、萎縮性と診断された方は、ピロリ菌がいるのにA群と判定される可能性があります(偽陰性)。市で行うピロリ菌検査は、血液検査のみのため、便や呼気による方法でピロリ菌検査を受けてください。
ピロリ菌陽性と診断されました。除菌治療は健康保険が適用されますか?
ピロリ菌除菌治療に保険が適用されるには条件があります。詳細は、医療機関にお尋ねください。画像による結果によって判断される場合があります。条件に該当しない場合は、全額自己負担となります。
ピロリ菌除菌治療したら、がん健診は受けなくていいですか?
除菌治療した後も、定期的にがん健診を受けてください。ピロリ菌は無くなりますが、重篤な疾患を回避したに過ぎません。
内視鏡検査とバリウム検査では、どちらが優れていますか?
それぞれの検査に利点があります。内視鏡検査は、胃粘膜を直接確認できます。バリウム検査は、撮影した画像を読影するため、部位を明確に特定することが可能です。いずれも身体への負担があるので、ご自身に適した検査方法を選択してください。
胃リスク検査だけを受けることができますか?
市で行っている検査として、内視鏡検査とバリウム検査との組み合わせで行い、胃の健康度を確認することをおすすめしています。胃リスク検査に対する単独での助成は行っていません。
内視鏡検査を苦痛なく受けることはできますか?
静注の内視鏡検査は、一部の病院で実施しています。ただし、この場合麻酔の事前処理が必要のため、検査後は車の運転ができません。検査を受けるにあたって制限や注意事項があるので、必ず医療機関にご相談ください。
保険センターで実施している集団健診を受けたあとに内視鏡検査を受けられますか?
市が行う胃がん健診は、集団健診と個別医療機関のいずれかを選択して頂いているため、受けられません。集団健診でバリウム検査を受けた結果、要精密検査が出た場合は、保険診療にて胃内視鏡検査を受けられます。